lineキャラクターの著作権について

lineでよく使うキャラクター画像にも著作権があります。公式サイトから使ってもOKがでたラインのキャラクター画像は規約の範囲内で使えます。でも許可されたかどうか分からないlineのキャラクターを無断で使っていると著作権法に違反することがあります。これまで問題にならなかったのは、たまたま権利者に名指しされなかっただけです。何も言われなかったから使ってもよい、というのは間違いです。

索引

(1)著作権とは

(1-1) 著作権とは?

著作権とは、著作物が創作された時点で生じる権利です。キャラクター画像のコピー、ラインやツイッターでキャラクター画像を送信する権利、ラインのキャラクター画像を改変する権利を著作権者は持っています。

これ以外にも、著作者には、勝手にキャラクター画像の変更を受けない権利、名前を表示してもらうかどうかの権利等を持っています。

このため著作者や著作権者がOKしてくれなければ、他の人は自由にラインのキャラクター画像が使えないです。

著作物に対して発生する知的財産権

著作物が生じると著作権やそれに関連する権利が生まれます。ただ、著作権は知的財産権の一種であり、目に見えない特徴があります。

権利の中身が目に見えないから、知らず知らずの間に著作権法に違反してしまうことがあります。

特許権、実用新案権、意匠権、商標権などは、特許庁に手続をして、お金を払って登録を受けないといけないのですが、著作権はお金を払って登録しなくても権利が生じます。

著作物生成と同時に発生

著作権は、著作物ができるのと同時に生じます。誰かの許認可や役所への手続をしなくても権利が生じます。特別な手続をしなくても権利が得られるのが特徴です。

公表権

著作者は未発表のラインのキャラクター画像を公表できる公表権を持っています。ただしキャラクター画像の著作権を譲り渡した場合、公表権を手元に残しておく契約を残していないと公表権が手元に残らないことがあります。

氏名表示権

著作者には自分の氏名をキャラクター画像と共に表示したり、表示させなかったり自由に選ぶ権利があります。

同一性保持権

著作者には、勝手にラインのキャラクター画像を変形されない権利があります。このためラインに出ているキャラクター画像の変顔変形などは勝手にはできないです。

複製権

著作権者に無断でキャラクター画像をコピーすることはできないです。個人で楽しむために画像をコピーしたとしても、それをラインで許可なく送信するところまでは個人的複製に入らないです。

譲渡権

キャラクター画像を他の人に譲渡できるのは著作権者だけです。lineのキャラクター画像を他人に提供すれば譲渡権の侵害につながります。

(1-2) 著作権と著作者人格権の違いとは?

ラインのキャラクター画像を作ると著作権が発生します。この著作権は自由に著作者以外に譲渡できます。

これとは別に著作者には著作者人格権という、著作者だけに関係する権利も得られます。

著作権の代表例は複製権、譲渡権などで、著作者人格権の代表例は同一性保持権などです。

(2)ラインのロゴ、キャラクターの利用

(2-1) ラインのロゴの利用は不可能

ラインのロゴは商標権により保護されています。

図1 ラインのロゴ

LINEの登録商標
特許庁公開の商標公報より引用

無断で使用すると商標権侵害となり、懲役10年、個人の場合は1000万円以下の罰金です。会社なら罰金額は最高3億円になります。

また商標権だけではなく、不正競争防止法でも保護されていますので、ラインのロゴを使ってお金儲けを行うことは認められないです。

ラインのサービス内容を紹介することは可能です。

しかしホームページ等で自身のサービスを紹介する時には無断で利用はできません。

もし利用するなら、別途LINE社に話を通しておかないと、後でトラブルになります。

(3)ラインキャラクターの著作権

(3-1) キャラクターは著作物

キャラクター画像には、画像についてのデザインの著作権があります。

なお意匠権で保護されるデザインと、著作権で保護されるデザインには違いがあります。意匠権の場合は、既に世の中にあるデザインや簡単に創作できるデザインは原則意匠権が取れないこと、デザインのモチーフだけではなくて、そのデザインと一体となる物品が必要です。

これに対して著作権の場合は意匠権で求められるような制限はありません。

ラインのキャラクター画像が完成しているなら、LINEに使われている画像は著作権で保護されています。

LINEの公式キャラクター

ラインの公式キャラクターの著作権は公式サイトの会社やそれぞれのキャラクターの著作者等にあります。これらのキャラクター画像を使うのであれば、公式サイトで許可あることを確認し、規約の範囲を超えないようにします。

簡単すぎるマークなどは著作権が認められないことも

著作権はお金を払わずに権利が発生しますが、全ての自作品に著作権が発生するわけではありません。思想とか感情を創作的に表現したとはいえないときは、そもそも自作品が著作物とは認められないケースもあるからです。

例えば、ゲームの文字だけの題号は、著作物とは認められないケースが多いです。

会社の利益保護のためには商標登録が必要

著作権による保護だけでは限界があります。このためラインなどで業務で使うキャラクターやマークに使う商標は登録をしておくことに越したことはありません。

著作物の場合には似ているキャラクター同士でも相手の作品をコピーしていないなら、権利が問題なく並列することがあります。

これに対して商標権の場合は、重なる業務範囲で似ている作品を使用することは無断ではできません。このため商標権の方が著作権に較べて強力な権利が得られます。

(3-2) スタンプの著作権

ラインスタンプについても簡単すぎるマークや単なる文字列の場合には著作物ではないとして著作権が認められないことがあります。

このためラインスタンプについては登録商標を得ておけば安心です。

ラインスランプの商標登録区分

ラインスタンプはダウンロードできる電子プログラムの分類になるので、第9類の電子計算機用プログラムを指定して登録商標を押さえるのが先決です。

著作権の限界

権利侵害が生じたときに、著作権では証明が難しいので困ります。

侵害をしている相手がこちらのラインスタンプを知らない、とシラを切ったなら、相手がこちらのスタンプを知っていたことを立証する必要があります。

これは難しいです。

これに対して登録商標があれば、相手がこちらの登録商標を知らない、と主張したとしても、相手が商標権を侵害しているなら、こちらの登録商標を知っているかどうかは関係なく差し止め請求や損害賠償請求できます。

特に登録商標があれば、誰が権利者かは登録原簿で簡単に証明ができるので、トラブの早期解決が可能です。

自作スタンプの著作権

自作スタンプについては、自作スタンプの著作権はスランプの作者にあります。

ただし、仮に著作権の侵害者が、こちらが先にスタンプを作ったのでこちらが本物の著作権者だ、と主張した場合、その主張を崩すためにはこちらが真の権利者であることを証明しなければなりません。

登録商標を得ていれば、誰が権利者かは国が保証してくれます。このため権利者が誰かもめるシーンになった場合にも登録商標があれば誰が権利者かは簡単に証明ができるので、早くトラブルを解決できます。

(4)まとめ

ラインやツイッターは簡単な操作で画像を拡散することができます。

許可を得た画像ならよいのですが、知らず知らずの間に許可を得ていないキャラクター画像が出回っていて、それを拡散してしまうことも起こりえます。

法律を違反するつもりがなかったとしても、トラブルに巻き込まれると自身の無実を晴らすまで、そうとうイヤな思いをすることになります。

もしラインでキャラクター画像を使うなら、使ってよいものかどうかを確認する。公式サイトから購入する等して許可をもらっておく等の対策を忘れないようにしましょう。

ファーイースト国際特許事務所
所長弁理士 平野 泰弘

03-6667-0247


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